出会い①
その日もいつものコースを走り、一休みしつつ走っていた。
公園で一休みした後の次の病院の所のポイントで一休みしていた時だった。
「あのー」
突然で驚く
「あっはいどうされました?」
どもる自分
「あのー少し喋りたいなって。今少し時間あります?」
なんだろう。
「あーはい少しなら。」
「よかった、実は少し前からジョギングしている所を見かけてまして。あーまた走っているなって見てるうちに、惹かれている自分に気付きまして。」
「もしよろしければ、お付き合いしてもらえませんか?」
困った、目の前の彼女はスタイル良く、顔も整っておりとても素敵な女性だが、自分には愛する彼女がいる。
年齢も年齢だし、結婚も考えている。マキもそうだろう。何より浮気もしたくない。
そのままの言葉で女性に伝えた。すると
「あー、やっぱ相手いらっしゃいますよねー。」
「はい、あなたはとても素敵な女性だと思います。自分など到底釣り合うとは思えないし、また浮気はするのもされるのも嫌いなため申し訳ございません。」
その女性が浮気でもいいからしたいなどと言っているわけでもないのに、なぜか言葉に出てしまった。
自分のどこに惚れてくれたのかも理解できず、またジョギングしていただけなのに、こんな素敵な女性が好きになってくれるなどあり得るか?
そんなことある?疑惑や疑問に感じていた。それを表情で察したのか、自分の言葉で何か勘違いさせてしまったのか、その女性は驚くことを言う。