出会い⑤

するとこんな内容のメールがきた。

「仕事終わりました。今日声掛けれてよかったです。連絡先も交換できて少し有頂天になってます。笑 時間ある時にまた話せませんか?」

見ようによっては勘違いさせてしまう内容。

彼女をみる。もちろんメールを凝視している。しかしオレは何もやましくない、やましくないんだ‥。

と思っていると彼女がいう

「本当に何もなかったの?」

冷静な冷たい言い方。これガチなやつだ。しどろもどろになりながら必死の弁解。

やばいぞこれ、マジどうしよう何も思い浮かばないぞ、別れもありうるぞ逆転の一手はないだろうか。と一つ思いつく。

「あのさ、マジでなんもなくてね本当に。でね、なんだったら三人で話さない?その女性にも聞いて判断してくれない?」

ここでその女性、名前も聞いていなかったと気付く。

休憩時間だったのか慌てて交換、すぐに去ってしまったのだ。それをそのまま言う。

「ほら連絡先見て、名前も知らないんよ、何かことをしてたら、名前はさすがに知ってるでしょ?女性の休憩時間にたまたま喋っただけなんよ。」

彼女もうーんそうなのか?と、とりあえず怒りは過ぎ去ったようだ。助かった、てかなんでこんな‥

いや、美女に流され鼻を伸ばした自分があれか。

と思っていると、彼女が口を開く。

「うーん、でさっき言ってたのどうすんの?何もなさそうとは思うけど、したら三人で会うとか必要ないよね?てかそもそも会う必要ないよね?そのこと。」

まぁうんそうなんだよね、どうするかこれ